レアキューピーを探そう!

こんにちは。千石屋川口並木店の太田です。

先日、買取品の中にキューピー人形のストラップがあり、その愛くるしさに心を奪われました。
古いお人形は、塗装に個体差があるものが多く、表情が豊かなものが多い気がします。

▲このキューピーはニヤッとしているように見える。


キューピーと言えばペコちゃんやウルトラマンに続く、レトロおもちゃの代表格ですが、どんなものに高値が付くのでしょう?
買取屋さんの目線で紹介してみたいと思います。

キューピーの歴史

キューピーの始まりは、今から100年以上前。
1909年にさかのぼります。

アメリカのローズオニールと言う女性が35歳の時に考案したキャラクターがキューピーでした。
考案から3年後の1912年にキューピー人形がドイツで製造されはじめました。

ドイツと言えば、あのマイセン窯のある国でもあります。
白磁で有名な国なので、品質の高い陶器が作られていました。

当時のキューピーも、陶器でできたビスク・ドールでした。


 

マイセン ブルーオーキッド 定価はなんと71,500円


その後、キューピーが日本に持ち込まれたのは1914年~1918年頃になります。
世界大地次世界大戦の影響でドイツはビスクドールの製造ができなくなり、日本で受注生産がされることになりましたが、すぐ廃止となりました。
(当時物の日本製ビスクドールは西洋人なのに日本人の面影があり不思議な感じでした。当時のドイツで好まれなかったのはそれが原因かも…?)

 

そして1948年頃に日本で独自にセルロイド製のキューピーの製造が開始され、日本独自のキューピー文化を歩みはじめます。
さらに3年後、ソフビのキューピーの製造が開始されました。

今販売されている現行のキューピー(オビツ)

 

キューピーの相場

それでは早速、市場に出回っているキューピーの相場をご紹介します。

①セルロイドのキューピー

今は使われていないプラスチック『セルロイド』を使って作られたキューピー。
1948年~1996年頃まで製造されていたようです。
金額にすると10,000円~30,000円くらいで出回っています。
きれいな状態で残っているものは数が少ないので、高値が付きます。

 

②ソフビのキューピー

ソフビのキューピーは1950年以降くらいから増えていきます。
サイズが大きく、状態が綺麗であれば~数千円つくものもあります。
 
沢山出回っているため、金額としてはそこまで高額になりにくいですが、きれいなものは少ないので数千円になります。
割れやヤケがひどいと、金額がつかない場合もあります。

 

上記の価格は一例です。
1点1点の品物や状態によって変わってしまうので、あくまでおおまかな目安程度にお考えください。
千石屋にも今、緑の羽根キューピーを展示していますので、よかったら見に来てくださいね。

思い出のキューピーちゃん

メルカリなどのフリマサイトなどを調べてみると、当時の思い出を添えてキューピーちゃん人形を出品している人が多いようです。
楽しく遊んだ思い出や、旅の思い出のご当地キューピーちゃんなど、特別なキューピーは皆様の心の中にいるのかもしれません。
 
キューピーちゃんをはじめとしたレトロおもちゃのご相談は、ぜひ千石屋へお寄せください。
沢山あっても1コ1コしっかりとお調べさせていただきます。お待ちしております。

 

キューピーの歴史参考サイト

日本キューピークラブ公式ホームページ
キューピー誕生にまつわるさまざまなお話が掲載されており、とても面白いので興味のある方は是非ご参照ください。

 

店長ブログ

前の記事

どうなる?金相場
店長ブログ

次の記事

微増からのスタート